10月2日(土曜日)、ハンズオン東京主催、毎年恒例のボランティア・イベント「デイ・オブ・サービス2010」が開催されました。 これは、都内の5つの会場で同時に様々な活動を行う、ハンズオン東京の最大のイベントで、普段より地域社会に貢献する機会をお探しの方ならどなたでもご参加いただけるものです。
4回目を迎えた今年は準備段階からお手伝いいただいた方たちを含め、合計240名のボランティアの皆さんに、のべ800時間のボランティア活動をしていただくことができました。また、このイベントを通じて各施設や学校からご参加くださった200名以上の方々と交流する事ができ、当日はたくさんの笑顔に出会うことができました。また、今回初めてボランティアに参加してくださった方も多く、このような大規模なイベントを通して、ボランティア活動について関心を持っていただけました。
今回も成功をおさめることができたのは、パートナー団体の皆さま、スポンサー企業の皆さま、サイト・キャプテンの皆さま、そして参加してくださったすべてのボランティアの方々のお力添えによるものです。すべての皆さまに、心よりお礼申し上げます。
◆Tシャツデザイン ◆インターナショナル・フェスティバル
会場:愛隣会 養護老人ホーム 白寿荘内
 白寿荘では、2つのイベントが行われました。 Tシャツデザインでは、児童養護施設の子供たちが自分でTシャツにマーカーやステンシルで図柄を描き、世界に1枚だけのオリジナルTシャツをデザインしました。20名のお子さんが参加し、8名のボランティアの方がそのお手伝いをしてくださいました。
インターナショナル・フェスティバルには、愛隣会の施設に暮らすお年寄りの方やお子さんなど、100名以上の方々がゲストとして参加してくださいました。このイベントは、ゲストの皆さんに世界9カ国のブースを回っていただきながら、その国ならではの郷土品や文化に触れていただき、世界を旅した気分を味わっていただこうという趣旨のものです。 今回参加してくださったボランティアの皆さんには、ブースを担当する"大使"と、ゲストの皆さんとブースを回る"ツアーガイド"に分かれていただき、ゲストの方々はツアーガイドに誘導されながら、パスポートを持ってブースを回り、各国の個性的な民族衣装に身を包んだ大使からその国の説明を受けました。またブースを回る度に、その国の国旗のシールをパスポートに貼り、ツアー終了後には世界一周記念の証として、パスポートをお持ち帰りいただきました。
イベント後半には美しい民族衣装に身を包んだインドネシアの方たちによるダンスも披露され、ゲストの皆さんに楽しんでいただくことができました。 ◆ボーリング大会&ビンゴ・ゲーム
会場:田町 東京ポートボール
 このイベントでは都内の4つの児童養護施設、日本聾話学校、多文化共生センターから約50名のお子さんを招待し、 ボーリング大会を行いました。 当日は約40名のボランティアの方がお子さんたちと一緒にボーリングをプレイし、未経験のお子さんにはボールの投げ方を教えてくださったり、ストライクやスペアが出るとハイタッチで一緒に喜んでくださったりと、大会を盛り上げてくださいました。
ボーリング終了後は、併設のパーティールームでメダルの授与式が行われ、成績優秀なチームと個人成績トップ3のお子さんにそれぞれメダルが贈られました。 また、その後行われたビンゴ・ゲームも、様々な企業からご寄付いただいたたくさんの賞品と参加賞を前に大いに盛り上がり、お子さんたちもボランティアの皆さんにも楽しい時間を過ごしていただくことができました。
◆視覚障害者のための英会話レッスン
会場:メリルリンチ日本証券株式会社 会議室

このイベントでは、複数の高校より、視覚障害を持つ15名ほどの生徒さんが参加してくださり、英語を話す20名のボランティアの皆さんと一緒に簡単な4種類の英会話のレッスンを楽しんでいただきました。
会場では、ボランティアの皆さんが4つのチームに分かれ、自己紹介など自由に会話するレッスン、英単語のしりとりゲーム、朗読を聞いて英語で感想を言い合うレッスン、そして英語の歌を歌うレッスンをそれぞれ担当し、同じく4つのグループに分かれた生徒さんと順番に20分ずつレッスンを行いました。
一番にぎやかだったのは、もちろん歌のレッスンです。「Head, Shoulders, Knees and Toes」という体を動かしながら歌える曲では、生徒さんたちも楽しそうに汗をかき、「ABC」はマラカスでリズムをとりながら歌ってくれました。そしてイベントの最後には、筑波大学付属視覚特別支援学校 国際交流クラブの生徒さんが中心となり、グリーンデイの「When September Ends」という歌を、全員で歌い、盛り上がりました。
◆3Rプロジェクト
会場:ザ・ブリティッシュ・スクール・イン・東京 渋谷キャンパス

3Rプロジェクトの"3R"は、Reduce(ゴミの削減), Reuse(再利用), Recycle(再資源化)を意味します。
今回参加してくださった約80名のボランティアの皆さまには、ザ・ペニンシュラ東京、ザ・リッツカールトン東京をはじめとする複数の一流ホテルで回収されたアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ボディーローション)を、ペットボトルに詰替えていただきました。
また、今回は、"みんなで環境問題について考える"こともイベントのテーマとしておりましたので、詰替え作業の合間に「環境文明21」、「ボルネオ保全トラストジャパン」という2つのNPO団体による環境問題についての講演も行っていただきました。
そして大勢の方にご参加いただいたおかげで、この日だけで、約105リットル(アメニティ約3000本分)を詰替えることができました。
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