ボランティア・スポットライト:遠藤知恵さん
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 遠藤知恵さん(写真左。右は同僚で同じくレギュラー・ボランティアの田口さん)がHOTでボランティア活動をするようになったきっかけは、他の多くのボランティアの皆さまと同じように、デイ・オブ・サービスに参加されたことでした。知恵さんは、社内ネットでボランティア募集のお知らせを見て参加を思い立ちました。彼女はアメリカンファミリー生命保険会社(以下アフラック)に勤務されていますが、アフラックの創業者で最高顧問でもある大竹美喜氏は、HOTの顧問理事会の理事長でもあります。知恵さんは、昨年10月のデイ・オブ・サービスのプロジェクト「児童養護施設でのアートレッスン」にボランティアとして参加されて以来、ほとんど毎月のように同じ児童養護施設でのボランティア活動を続けてくれるようになりました。 HOTでのボランティア活動は昨年の10月が初めてでしたが、知恵さんは以前よりボランティア活動に親しんでいました。大学を卒業してアフラックに就職したのも、アフラックがコミュニティ・サービスに力を入れている企業であるということが大きな理由のひとつでした。保険を提供する会社であるという性質から、アフラックは助けを必要とする人々に毎日手を差し伸べ、ガンや健康問題などに関するプログラムを積極的にサポートしています。知恵さんはHOTでのボランティア活動について、個人でも人の役に立ちたいという願いを実現するひとつの方法であると考えています。「自分ができる時にできるだけの力で人の役に立とうと考えた時に、それがたとえ小さな力であっても、積もり積もってやがて大きな力になると思います」と知恵さんは自身のボランティア活動に対する意識を話はなしてくれました。 彼女は、児童養護施設・目黒若葉寮の子ども達とのふれあいを特に楽しんでいます。子ども達はエネルギーに満ち溢れていて、ボランティアと遊ぶのが大好きだからです。活動に参加する時には、子供たちと同じくらい、彼女自身も楽しんでいます。知恵さんはHOTで定期的にボランティア活動に参加するだけでなく、コーラスグループにも参加していて、高齢者施設などを頻繁に訪れては、日本の童謡などを披露して高齢者に楽しんでもらっています。 2008年のデイ・オブ・サービス以来、熱心なHOTのボランティアとなった知恵さんは、同僚や友人たちに自らのボランティア体験を話し、HOTのプロジェクトへの参加を積極的に呼びかけています。それは、日本にはボランティア活動に参加したいと思っている人たちがたくさんいても、どうやって始めたらいいのかが分からないということを、彼女が理解しているからです。私たちはボランティアとしてだけでなく、HOTの大使としても素晴らしい活躍をしてくれる知恵さんに、心から感謝しています。
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イベント・スポットライト:デイ・オブ・サービス 2009年10月3日
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 第3回ハンズオン東京デイ・オブ・サービスへの準備は着々と進んでいます。このイベントは、主にHOTのスポンサー企業の従業員とそのご家族の皆さまに、より規模の大きな一日がかりのボランティア活動にご参加いただくもので、その内容は通年プロジェクトよりも恒久的で、パートナー団体の皆さんとのより深い絆につながるものです。また、この日にはさまざまなボランティア・プログラムが行われ、意義あるボランティア活動の機会を提供するHOTの存在を広く知ってもらう機会でもあります。外国人や日本人が地域社会への恩返しとして、助けを必要としている人たちに目に見える形の奉仕活動を行い、HOTの通年プロジェクトを支援するための資金調達の一環でもあります。 今年のイベントでは6つのプロジェクトを実施します。高齢者施設でのクラフト・フェスティバル、児童養護施設での写真プロジェクト、スペシャル・オリンピックス・ボウリング・トーナメント、日立コンサルティング主催の運動能力開発プログラムに参加している子ども達のためのスペシャル・オリンピックス・スポーツ・フェスティバル、そして済生会中央病院・乳児院のプレイルームの塗装・改装プロジェクトです。塗装プロジェクトは、9月26日から週末ごとに2回にわたって行われ、カリフォルニアを拠点に環境デザイナーとして活動し、「With a Brush of Love」という組織の創設者であるローレン・ヘンリーさんのご協力の下に進められます。ローレンさんは、障害を持つ子供たちのためにスペースの設計や改造を行い、そ  の業績は全米で高く評価されてきました。乳児院のためにローレンさんが持っているアイディアはとても素晴らしく、今回このプロジェクトがハイライトとなることは間違いないと思います。 8月から9月にかけてHOTのスタッフがパートナー企業を訪問し、各プロジェクトのオリエンテーションを行うと同時に登録を受け付けますので、どうかオリエンテーションに積極的にご参加いただけますようお願いいたします。皆さまと一緒に10月3日のイベントを行うのを楽しみにしております。 当日のプロジェクト・コーディネーターとアフター・パーティー委員会のメンバーも現在募集中です。デイ・オブ・サービス2009に関する詳しいお問い合わせは、立神由美子または千葉マージョリーまでご連絡ください。連絡先:info@handsontokyo.org |
スポンサー・スポットライト:テラデータ社 (日本法人:日本テラデータ株式会社)
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 データウェアハウスのグローバル・リーディング・カンパニーであるテラデータ社(米国)は、コミュニティ・サービスを力強く支援する企業として、米国はもとより世界中で素晴らしい実績を上げています。同社の「テラデータ・ケアーズ・プログラム」は、力強く活気のあるコミュニティの構築を支援し、社員が暮らし・働く地域の生活の質を向上させ、より良い変化をもたらしています。このプログラムは、コミュニティと会社がパートナーシップを結び、鍵となる3つのエリア、すなわち「青少年教育」「環境への配慮」そして「近隣地区や地域社会の強化」に率先して取り組むことで、社員による地域社会への還元を可能にしています。社員がより積極的にボランティア活動を行うことができるように、テラデータ社ではひとり年間4日の勤務日をコミュニティ・サービス・デイとして利用することを奨励しています。 テラデータ社のコミュニティ・リレーション・オフィスが、東京でボランティア・プログラムを立ち上げようとしていた時、HOTのスポンサー企業の1つであるステート・ストリート社の紹介でHOTを訪れました。同社が2008年12月にHOTのスポンサー企業となって以来、同社の日本法人・日本テラデータ株式会社の人事部とHOTは協力し合い、オリエンテーションや社内イントラネットを通じて社員の方々にボランティア活動全般やHOTが提供するフレキシブルなプロジェクト・ベースのボランティア・モデルを紹介してきました。多くの同社社員にとって、HOTの活動に参加することが初めてのボランティア体験でした。児童養護施設「目黒若葉寮」での活動、スペシャル・オリンピックス・バスケットボール、視覚障害者のためのテニスや英会話など、HOTのプロジェクトに社員が参加する事で、社内におけるコミュニティ・サービス熱は、徐々に勢いを増しています。この10月には、デイ・オブ・サービスにもスポンサー企業として初参加の予定です。 児童養護施設でのボランティア体験を、人事部長の松浦拓也氏は以下のように話してくれました。「若葉寮への訪問はとても楽しく、リフレッシュできました。正直言って、私が昔経験した粘土細工の話を子供たちが楽しんでくれたかどうかは分かりませんが、子供たちから元気をもらいました」松浦さんの経験に、子供たちは大いに感心したに違いありません。今後もHOTは、テラデータ社と長期のパートナーシップを築き、より多くの社員の皆さまと共にボランティア活動に参加したいと、心から願っています。
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本を購入することで、HOTをサポート! 「 Guide to International Schools in Japan 」
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ベストセラー作家、出版業者、そして起業家としての受賞経験も持つハンズオン東京の支援者、キャロライン・ポーヴァーさんがこの度2冊目の本を出版されました。今回出版されたのは、日本に駐在している外国人、国際派の日本人カップル、国際結婚をされているご家庭にとって必見のガイドブックです。日本のインターナショナル・スクールの完全ガイドである本書には、100校を超える学校の情報が満載されています。 また、書の中には「Giving Back」というボランティア活動を紹介した特集もあり、日本のNPO団体やチャリティー活動を紹介する中で、HOTのことを取り上げて下さっています。
キャロラインさんのご厚意により、このニュースレターをご覧になっている皆さまがこの本を注文されると、配送料が無料になり、その上販売価格の20%が HOTに寄付されます。ご興味のある方はぜひ下記のリンクにアクセスして、本を購入して下さい。ご注文の際は「ハンズオン東京を通じて本のことを知った」と伝えるのをお忘れなく。キャロラインさん、本当にありがとうございました。http://www.internationalschoolsguidebook.com/distribution
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