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ニュースレター
2008年第6号

Tel: 03-5404-3563 
info@handsontokyo.org
www.handsontokyo.org
In This Issue
Volunteer Spotlight: Jeanne Noble
Meet Our Summer Intern: Catherine Simes
Project Spotlight: Meguro Wakaba-ryo
Upcoming Event: Hands On Tokyo Day of Service
Upcoming Volunteer Opportunities
今月のボランティア: ジーン・ノーブルさん
Jeanne Noble英国のシュルーズベリーという歴史ある土地で、すでに成人された2人のお子さんや、4才になるお孫さんと充実した生活を送っていたジーンさんが、ご主人のジャックさんと一緒に東京に移住されたのは約1年前のことでした。英国以外の国で生活した経験のなかったジーンさんにとって、言葉の通じない東京での生活は大きな挑戦でした。しかし、東京での生活を有意義なものにしたいと考えていた彼女は、コミュニティーへの参加を積極的に始めました。故郷でホスピスや地元の病院でボランティア活動をしていたジーンさんにとって、東京でも同じようにボランティア活動を始めたのはごく自然なことでした。ジーンさんはご自身ボランティア活動について、以下のようにお話ししてくれました。「英国でそうであったように、価値のある、人の役に立つような活動を東京でも続けていきたいと考えていました。ボランティアを行なうでこと私の生活はより充実したものになり、今では生活の基盤となっています。」

日本に来て間もない頃、東京アメリカンクラブでコーヒーを飲んでいたジーンさんは、東京で知り合った友人からHOTのことを聞き、その後すぐにさくら川高齢者福祉施設でボランティアを始めるようになりました。高齢者の方々は、彼女のやさしい笑顔とやわらかな物腰に魅了され、すぐに打ち解けることができました。ジーンさんのあたたかな雰囲気は、参加していた高齢者の方たちをとてもリラックスさせていました。さくら川での活動を通して彼女が感じたことについて、ジーンさんは次のように話してくれました。「言葉を使って意思を伝えることができないにもかかわらず、高齢者の方々と活動を通じてたくさんのコミュニケーションを取り、一緒に楽しむことができることにとても驚きました。」ハンドマッサージやダンス、散歩や手芸などの毎週の活動を通じて、ジーンさんはHOTのボランティア仲間だけでなく、高齢者の方々とも親睦を深めることができました。

昨年の春からスタートした「さくら川高齢者福祉施設」のプロジェクトは、5月末をもって一旦お休みすることになりました。ジーンさんをはじめ、ボランティアの方々は、きっとさくら川の友人たちへの訪問を恋しく思っていることでしょう。10月4日に予定しているHOTの次回イベント「デイ・オブ・サービス」では、高齢者施設とのフェスティバルを企画しています。さくら川のプロジェクトに参加していたジーンさんをはじめ、ボランティアの皆さんにはぜひ参加をお願いしたいと思っています。
夏期インターン生:キャサリン・シームズ

Catherine Simesこの夏、HOTでは第一号研修生としてキャサリンを迎えることになりました。東京生まれの彼女は、現在米国マサチューセッツ州のウェルズリーカレッジで寮生活を送っていますが、1年目を終えて夏休みで東京に戻ってきました。彼女がHOTの仕事を手伝うようになってからまだ数週間しか経っていませんが、プレゼンテーション資料の作成や、日本の大学、各区のボランティア・センターへのアプローチなど、積極的に仕事をこなしてくれています。
 
キャサリンが体験した最初のボランティア活動は、彼女が海外の全寮制学校にいた時に体験した、スープキッチンの手伝い、自閉症の子ども達と楽しむゲーム、高齢者福祉施設訪問、個別学習指導などでした。そこでは多くの素晴らしい人たちとの出会いがありましたが、とりわけ印象に残っているのが、高齢者施設で出会った一人の男性でした。その男性は、キャサリンの家で何世代にも渡って受け継がれている英国のトランプゲーム「クリベッジ」が大好きで、ゲームをしながら家族のこと、第二次世界大戦のこと、自分の子どもの頃の話などをしてくれました。この男性と接したことで、キャサリンは彼女が一緒に過ごすことができなかった祖父の存在を感じることができ、その後彼女がボランティア活動に情熱を注ぐきっかけにもなりました。

キャサリンはハンズオン・ニューオリンズでのボランティア活動を通じて、HOTのことを知りました。ニューオリンズではハリケーン「カタリーナ」の被害にあった人たちのためのホーム再建支援活動に参加し、その時の大変有意義な経験が、彼女のHOTでのインターン参加を後押ししました。キャサリンはHOTでの仕事について以下のように話してくれました。「HOTのスポンサー企業とのミーティングに参加したり、チームメンバーと一緒にプロジェクトに参加することは、とても貴重な体験になっています。このような素晴らしい機会を与えてくれたHOTにとても感謝しています。そして、このような団体が東京にあることを知って、大変うれしく思っています。」
今月のプロジェクト:目黒若葉寮

HOT Wakabaryo Volunteersハンズオン東京が、ステートストリート銀行をスポンサーとして目黒若葉寮とパートナーシップを築いてからまだ数ヶ月しか経っていませんが、 このプロジェクトはHOTのもっとも人気のあるプロジェクトの一つになりました。1947年に設立された目黒若葉寮は、 孤児や両親と一緒に住むことができない子どもたちに生活の場を提供する非営利団体です。3才から18才までの子どもたちを対象にしており、最高40名の子どもたちが目黒駒場公園近くの寮や、小規模のグループホームで生活しています。 日本では里親制度が確立していないため、目黒若葉寮のような児童福祉施設が子ども達の受け入れの場となっています。

毎月ステートストリート銀行の皆さんとHOTのボランティア、総勢15名が若葉寮の子どもたちと一緒にビーズや粘土などを使って工作作りをしています。未修学の子どもたちは大きなレゴや粘土などを使ってボランティア達と一緒に遊び、小学生以上の子どもたちは毎回素晴らしい作品を作ってくれます。若葉寮のスタッフ主任・西森さんはHOTとのパートナーシップについて以下のように話してくれました。「4月から始まった活動ですが、 ボランティアの皆さんと子ども達の関係も少しずつ出来上がってきて、子ども達と一緒にビーズや粘土を使った工作をする姿が、若葉寮の風景として定着してきました。引き続き、HOTの皆さんと長いおつきあいができることを期待しております。」

プロジェクト活動で子ども達の作った作品は、本当に素晴らしい物ばかりです。若葉寮のスタッフからは「子ども達が活動中に作った作品を見て、その素晴らしさに本当に驚きました。子ども達だけでは集中して作れなかった作品も、ボランティアの皆さんと一緒に作業することで、新たな才能を発揮することができるのだと感心しました」という感想を聞くことができました。

HOTのすべてのプロジェクトには、必ずプロジェクト・コーディネータ(以下PC)の存在があります。ステートストリート銀行の水野 賀弥乃さんは、若葉寮のプロジェクトにおける成功の鍵はPCにあると話しておられます。以下は水野さんからいただいたコメントです。「若葉寮プロジェクトを通して最も感動していることは、プロジェクト・コーディネーターの方々の子ども達への真摯なお気持ちでWakabaryo ArtworkWakabaryo Artす。このプロジェクトの真の目的、ー高校を卒業したら施設を出て一人で社会に出なければならない子ども達が、世の中には色々な人がいて、様々な職業があることを自然に学び、他人との関わりを身につけられるようになること、また学校や施設の先生方以外にも彼等をサポートする存在があることを認識してもらうことーを持って、この活動にあたられています。コーディネーターの方々のお気持ちはオリエンテーションを通してボランティアに伝わり、それによってどのように子ども達に接すれば良いかを学ぶことができます。子ども達と過ごしたボランティアは各々に何かを感じ、何かを得て帰途に着きます。そして、何よりもこども達の『そばに居ること』の大切さを痛感するのです。」

目黒若葉寮でのボランティアをご希望の方は、プロジェクト・コーディネーター立神 由美子yumiko.tategami@handsontokyo.org.までご連絡下さい。
2008年10月4日ハンズオン東京デイ・オブ・サービス
(補足記事)
Capmark Volunteers

この秋に予定されている「ハンズオン東京主催・第二回デイ・オブ・サービス」は、様々なパートナーと一緒に大規模なボランティア活動を行なう一日限りのイベントです。ボランティア活動に焦点を当て、有意義な活動の場をボランティアの皆さんに提供することにより、ハンズオン東京の存在を広め、日本人および外国人の双方が協力して、目に見える形で地域社会に奉仕することを目標としています。今年のデイ・オブ・サービスでは、高齢者福祉施設でのフェスティバル、スペシャルオリンピックス・モーターデベロップメント・プログラムに参加している子ども達のためのスポーツ・フェスティバル、目黒若葉寮のグランド・リノベーションなどが予定されています。さらに現在2つのプロジェクトが追加される予定です。

デイ・オブ・サービスをはじめとする、ハンズオン東京の活動を支援する「年間スポンサー」について、個人・法人を問わず 50万円・100万円・150万円・200万円の枠を設定させていただいております。昨年のイベントでは、企業スポンサー12社よりご支援をいただきましたが、今年はより多くの支援をお願いしたいと思っております。また、個人でデイ・オブ・サービスへの参加を希望される方には、参加費用として2000円の寄付(デイ・オブ・サービス特製Tシャツ、アフター・パーティー出席費を含む)をお願いしております。

年間スポンサーまたはデイ・オブ・サービスの詳細につきましては、ハンズオン東京info@handsontokyo.org までお問い合わせいただけますようお願いいたします。
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ボランティアプロジェクト
今後の日程

スペシャルオリンピックス
バスケットボール
2008年9月再開 週末 1:00-3:00 (日程は追って発表します。)

スペシャルオリンピックス
アドバンスバスケットボール
3:00-5:00 (バスケットボールのご経験がある方にご参加いただけます。)
7/5, 6, 13

スペシャルオリンピックス
ボーリング
週末 午前10:00-12:00
7/12
(18歳以上の方にご参加いただけます。;ボランティア5名まで)

スペシャルオリンピックス
モーターデベロップメント
土曜日 1:00-3:00
7/12
(ボランティア3名まで)
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セカンドハーベストジャパン
木曜日 1:00-3:00
7/10, 17, 24, 31
(ボランティア3名)

若葉寮 児童養護施設
7/26(日)午前10:15-12:00
(10歳以上の方にご参加いただけます。;ボランティア7名まで)
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目の不自由な成人の方のための英会話
9/6(土)午前 9:45-12:00
(ボランティア2-4名)

各プロジェクトのボランティアへの参加、お問い合わせは下記メールアドレスまたは電話にてお願い致します。
info@handsontokyo.org
call: 03-5404-3563